9.旧花野井家住宅

旧花野井家住宅の入口

旧花野井家住宅は昭和44年に国の重要文化財に指定されています。

昭和46年12月に同県の流山市前ヶ崎にあった花野井四郎氏の住宅を野田市が寄贈を受けて、現在の場所に移築しました。

花野井家は江戸時代、幕府直轄の千葉県北西部の小金牧と呼ばれる放牧場を管理する牧士をしていました。

建物は17世紀後半に造られたものと言われています。復元された住宅は桁行15.5m、梁間9.1mの木造平屋で、屋根は寄棟造、茅葺です。

中心には囲炉裏がある広間、左側に土間、奥には客室や納戸があります。

移築工事は古民家や社寺建築の学術調査研究などを行い、宮大工としても知られ、学者棟梁とも呼ばれている田中文男氏が行いました。

また、建物の入口には「薬医門」がありますが、これは江戸時代初期に彫刻家として活躍し、日光東照宮の眠り猫で有名な左甚五郎が一夜掛かりで施工したと言い伝えられています。

いつも車で近くを通っていましたが、観た感じは古びて冴えない建物ですので、これだけ価値があるとは思いませんでした。

9-1.見学について

●時間:9:00~16:00
●休館日:月・火曜日(祝祭日の場合は翌日)、年末年始
●入場料:無料

9-2.アクセス

●住所:千葉県野田市清水902
●電話:04-7125-1111(野田市教育委員会・社会教育課)
●無料駐車場:なし(周辺に有料駐車場有り)
●公共交通機関
a.東武アーバンパークライン「清水公園」駅で下車し、徒歩15分
b.まめバス「北ルート・野田貝塚」で下車し、徒歩3分

詳細情報:旧花野井家住宅

10.野田市郷土博物館

野田市郷土博物館の庭園

千葉県内では初めて本格的な博物館として1959年(昭和34年)に建てられました。

建物は2階建ての吹き抜け構造で、1階展示室では様々な企画展が開催されています。訪れる時期によって催し物が異なりますので、飽きることがありません。

また、市民コレクション展が行われていたり、講演会や講座なども開催されています。

2階は野田市の歴史を感じさせる展示品が揃っています。特に醤油に関する資料や収蔵品は充実していますので、興味がある方はぜひ訪れてみましょう。

私が感じたのは庭がとても立派だったということです。植えてある松が素晴らしいですし、お手入れもしっかり行き届いていました。

10-1.見学について

●開館時間:9:00~17:00
●休館日:毎週火曜日(祝祭日の場合は開館)、年末年始(12月29日~1月3日)
●入館料:無料

10-2.アクセス

●住所:千葉県野田市野田370-8
●電話:04-7124-6851
●無料駐車場:30台(隣接の施設と併用、バスは不可)
●公共交通機関
a.東武アーバンパークライン「野田市」駅、あるいは「愛宕」駅で下車し徒歩10分
b.まめバス、北ルート、新北ルート、中ルート、新南(花井経由)ルートのいづれかで「上町」のバス停で下車し、徒歩7分
c.まめバス、南ルート、新南(花井経由)ルート、中ルートのいずれかで「仲町」のバス停で下車し、徒歩5分

詳細情報:野田市郷土博物館(公式サイト)

11.枝豆

枝豆とゆあめぐり野田

「ビールのおつまみ」として親しまれている枝豆ですが、野田市の出荷量は日本全国の市町村の中でもトップクラスです。

野田市の枝豆は品質が良く、都内にも生鮮品として出荷されています。ふっくらとしてコクがあり、「美味しい」と評価は抜群です。

私も食べましたが粒が大きくて豆の味が濃厚でした。

枝豆を購入するのであれば、農産物直売所の「ゆあめぐり野田」がオススメです。枝豆はもちろんですが、野田市のその他の農産物も買うことができます。

そのため枝豆の旬の時期である6~9月以外に訪れると良いでしょう。

尚、野田市では枝豆を使った様々な「町おこし」が行われています。

野菜ソムリエの王利恵さんと枝豆王子の児嶋啓介さんが枝豆親善大使となり普及活動を行ったり、「えだまめオーナー制度」の設立、「えだまめ体操」という介護予防体操を考えるなど、様々な取り組みを行っています。

11-1.ゆあめぐり野田について

●営業時間:9:30~17:30(通年)
●定休日:なし(年末年始12月31日~1月5日)

11-2.ゆあめぐり野田へのアクセス

●住所:千葉県野田市船形280-1
●電話:04-7120-8821
●無料駐車場:25台
●公共交通機関:まめバスの中ルートに乗り「ゆあめぐり野田」で下車(土日祝祭日は運休)

詳細情報:野田市の枝豆(マイナビ農業)

12.まめバス

まめバスと停留所

まめバスは野田市内を走っているコミュニティバスで、野田市が茨城急行バスに委託して運行しています。

名前は一般公募で決まったものですが、野田市の特産物である「枝豆」と小柄で小回りが利くこと、まめに乗って欲しいという意味が込められています。

走行が開始されたのは2004年1月9日です。

1区間の距離が短く、至る所にバス停がありますので、気軽に乗ることができます。

特に車の運転ができないお年寄りの方が病院、郵便局、買い物などに行く際にはとても便利です。

ただし、運行間隔は1時間に1本ペースですので、場合によっては待ち時間が長くなることがあります。

もっと本数を増やして欲しいと感じました。

12-1.まめバスについて

●料金:中高生や大人100円、小学生50円、乳幼児無料、障害者及び介護人50円
●1日乗車券:中高生や大人200円、小学生100円(社内で販売)
●お得な回数券:50円×22枚=1000円
●コース(全ルート年末年始12月29日~1月3日は運休)
a.「北ルート」「南ルート」(毎日運行)
b.「関宿城ルート」

詳細:野田市のまめバス

まとめ

こちらでご紹介した野田市の見どころの中で、関宿城と江戸川と利根川の分岐点以外は 野田市の中心部にあって距離が近いため、車で回れば短時間で多くの名所を楽しむことができます。

ただし、狭い道もありますので車が通りづらかったり、駐車場がないところもありますのでご注意ください。

車がなければ豆バスと徒歩を利用する方法もあります。

歴史や風情を感じる場所だけでなく、お子様が楽しめる施設も充実していますので、ぜひ家族で訪れてみてください。