吉川市とは?
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ゆっくりとご覧ください。
吉川市は何もない平凡な所だと思っていましたが、今まで気づかなかった様々な発見がある場所でした。
埼玉県東部の端に位置し、江戸川を挟んccccで千葉県の流山市や野田市とも隣接しています。人口は約7万人で県内32位、面積が31.66㎢で県内37位ですので、それほど大きくありません。
しかし、魅力があるユニークな街ですので、訪れてみる価値があります。
吉川市は中川と江戸川という2つの一級河川に挟まれて、昔から米作りなどの農業が盛んでした。
そのため田んぼに水を引き込む用水路や小川が多く、そこに「なまず」がたくさん生息していました。吉川市は「なまずの里」と言われ、なまず料理が名物になっています。
最近は開発が進み、家、道路、工場などが増えて、なまずの数が減少していますが、養殖が盛んに行われています。
また、商工会がなまずで町おこしをするために様々な取り組みを開始し、なまずをモチーフとした食べ物やグッズなどを作りました。
吉川市のゆるキャラは「なまりん」と言いますが、お洒落ななまずの女の子で、たらこ唇がチャームポイントです。
吉川駅の南口前には、大きな金色のなまずのモニュメントがあります。
もはや、なまずは吉川市の大きな魅力の1つとなり、それに関連した施設や商品がどんどん誕生しています。
その他には「ねぎ」「花しょうぶ」なども品質が良く、特産品として有名です。
また、市内にはたくさんの公園があり、環境面でも市民への配慮が感じられる魅力的な街です。
吉川市出身の有名人は、タレントの北斗晶さん、サッカー選手の中澤佑二さんなどがいます。
吉川市の魅力8選
1.川魚料理
2.金色のなまずモニュメント
3.芳川神社
4.イオンタウン吉川美南
5.ラッピーランド
6.吉川ネギ
7.市内にある公園
8.花しょうぶ
1.なまず料理
なまずと聞いても、「あまり美味しくないだろう」と思っている方もいらっしゃるでしょう。
実は私もそうなのです。見た目が良くないですし、川や沼に生息していることから泥臭いというイメージがありました。
しかし、食べてみるとなかなか美味しかったです。味覚は少しうなぎに似ていますが、あっさりとしています。
低カロリーでコラーゲンが多く含まれていて、刺身、たたき揚げ、テンプラ、しゃぶしゃぶ、団子汁、蒲焼などにすると美味しく食べられます。
2000年5月5日に開催された「21世紀に残したい・埼玉ふるさと自慢100選」の物産・食文化のジャンルで、吉川のなまず料理が第一位に選ばれました。
つまり、埼玉県民の多くの方が認めてくれたということなのです。
吉川市ではなまず料理を食べられるお店が多数あり、懐石、定食、一品料理など、お好きなスタイルで召し上がることができます。
料金は決して安くはありませんが、うなぎほど単価は高くありませんので、1度ご賞味されてはいかがでしょう!
吉川でなまず料理が食べられるお店はこちら!
1-1.ますや
創業180年の老舗です。NHK「ひるプラ」、TBS「Nスタ」「噂の東京マガジン」、テレビ朝日「スーパーJチャンネル」、日本テレビ「真相バンキシャ」「ZIP」などのメディアで紹介された有名店です。
アクセス
●住所:吉川市平沼148
●電話:048-982-0022
●駐車場:20台
●公共交通機関:JR武蔵野線の吉川駅より徒歩10分
1-2.福寿家
創業は天保8年(1837年)という歴史があるお店です。様々な「なまず料理」を堪能できますが、たたきや蒲焼をお土産として持ち帰ることができます。
アクセス
●住所:吉川市平沼51
●電話:フリーダイヤル0120-291-801/048-982-0019
●駐車場:70台
●公共交通機関:JR武蔵野線の吉川駅より徒歩12分
1-3.料亭・糀家
江戸時代の初期から続く、創業400年という老舗料亭で、新選組の近藤勇、幕末から明治にかけて活躍した政治家の勝海舟や板垣退助も通った名店です。
各部屋、廊下、玄関ホールには、葛飾北斎や安藤広重などの有名画家の絵画をはじめ、書、陶器などの美術品が飾られていますし、庭園には雪見灯篭や草履脱ぎ石などもありますので、観ているだけでも楽しめるお店です。
アクセス
●住所:吉川市平沼173
●電話:048-982-0009
●駐車場:40台
●公共交通機関:JR武蔵野線の吉川駅より徒歩10分
2.金色のなまずモニュメント
1995年(平成7年)5月29日に吉川駅南口のロータリーに「金色のなまずモニュメント」が設置されました。
モニュメントは親子のなまずで、親なまずは全長4.8m、子なまずは全長1.4mの大きさで、全体の高さは1.75mです。
吉川市のシンボルとなっているなまずですが、このモニュメントには自然、川、生命力、絆、平和、発展などの様々な思いが込められています。
とても立派な黄金像で、天気が良い日は美しく輝く姿が凛々しく感じます。
ただし、残念なのは設置されている場所です。駅のロータリーの中心にスペースがあり、そこに黄金像があります。歩いて近づくのが難しいため、間近で見たり写真を撮るのが困難な感じがしました。
製作者は東京都出身の漆芸家の室瀬和美氏で、蒔絵の重要無形文化財保持者として2008年(平成20年)には人間国宝にも認定されました。また、紫綬褒章をはじめ、様々な賞を受賞したり、「漆の文化∸受け継がれる日本の美」という著書も書いています。
2-1.アクセス・吉川駅南口
●住所:埼玉県吉川市木売1-6-1
3.芳川神社
土着神(古来から土地に棲み着く神)を氏神諏訪神社として、吉川市が1187年(文治3年)に再興し、この地域の総鎮守とされていました。
その後、明治時代の1909~1913年に村にあった34の社を合祀させ、現在の芳川神社となりました。
正面には鳥居があり、参道を進んでいくと、横には灯篭が綺麗に整列しています。そして、もう1つの鳥居をくぐると拝殿が見えてきます。
境内には、八坂神社、古峯神社、稲荷神社、松尾神社、吉川天満宮、水神宮八大龍王、鹿頭大明神があります。
七五三、交通安全(自動車)、厄除け、方位除け、家内安全、縁結び、商売繁盛、合格祈願、旅行安全などの御祈祷をはじめ、地鎮祭、新宅祈願、工事安全祈願祭などの出張祭典も行っています。
境内にはたくさんの絵馬があり、願い事が書かれていました。
参道が長くて小さな神社ですが、様々な御利益が期待できそうですので、私もお参りしてきました。
9-1.アクセス
●住所:埼玉県吉川市平沼315-6
●電話:048-982-2034
●駐車場:7台
●公共交通機関:JR武蔵野線吉川駅より徒歩15分
4.イオンタウン吉川美南店
ファッション、ドラッグストア、スーパーマーケット、キャラクターグッズ、フィットネス・ヨガクラブ、カルチャースクール、スポーツジム、飲食店、歯科、整骨院、美容、ネイルサロン、理髪店など、様々な店舗が入っています。
また、郵便局やATMもありますので、買い物ついでに面倒な用事を済ませることができます。
広い駐車場がありますが、JRの駅からも近いため交通の便が良いショッピングセンターです。
2013年(平成25年)に第一期として80街区というエリアにクリーニング店や喫茶店など専門店7店舗をオープンし、2017年(平成29年)には第二期として17街区にスーパー、飲食店など29店舗がオープンしました。
2020年秋には第三期として18.19街区というエリアに新たに50店舗をオープンする予定です。
これから更に規模が拡大するショッピングセンターです。
今のところは通常のショッピングモールに比べると小さくて物足りない感じがします。
4-1.アクセス
●住所:埼玉県吉川市美南3-23-1
●電話:048-984-0700
●無料駐車場:約500台(障害者用含む)
●公共交通機関:JR武蔵野線の吉川美南駅より徒歩2分
5.ラッピーランド
ラッピーランド吉川市の観光案内所で、お土産も買うこともできます。
なまずをモチーフにしたサブレ、せんべい、どら焼き、最中、手ぬぐい、ぬいぐるみ、ハンカチ、ストラップ、キーホルダーなどに加えて、ゆるキャラ「なまりん」に関連したグッズなど、20種類以上のなまず商品が販売されています。
吉川市の特産品が揃っていますので、知り合いにお土産を買っていく際に利用する人が多いそうです。
吉川駅北口の公衆トイレの横にあり、店の外観が緑色なのでわかりやすいお店です。
私もお土産にサブレを購入したところ、家族に喜ばれました。
5-1.施設情報
●営業時間:10:00 ~ 17:00
●休日:年中無休
5-2.アクセス
●住所:埼玉県吉川市木売1-7-17
●電話:048-983-7020
●無料駐車場:なし
●公共交通機関:JR武蔵野線の吉川駅より徒歩1分
6.吉川ネギ
吉川市でネギ栽培が始まったのは明治時代の初頭です。
吉川ネギは巻が固いため、料理の時も煮崩れしません。また、味が濃くて品質が高いため大人気の野菜です。
出荷時期は初夏から冬までで、吉川の夏ネギは埼玉県唯一の指定産地になっています。
尚、吉川市のネギをPRするために、2016年(平成28年)に東京で開催された全国ねぎサミットでは「吉川ねぎ夫」というキャラクターが登場し、2018年(平成30年)6月1日に任期付きで吉川市の職員として採用されました。
また、吉川市では、ネギ以外でも小松菜、お米、ブロッコリー、レタスなどの生産も盛んです。
農産物は地産地消が推進されていますので、市内のコモディイイダやカスミフードマーケットなどで買えますが、吉川市には「JAさいかつフレッシュファーム」という農産物直売所がありますので、そちらであれば確実に購入できるでしょう。
私もネギを買って帰り、すき焼きで使いましたが、今まで食べていたネギとは違って味に深みがありました。
6-1.JAさいかつフレッシュファーム
●住所:埼玉県吉川市大字保609-1
●電話:048-982-0432
●営業時間:9:30 ~ 17:00
●定休日:金曜日
●駐車場:30台
●公共交通機関:JR武蔵野線の吉川駅より預保10分
7.市内にある公園
吉川市内には個性的でユニークな公園がたくさんあります。開発が進んだ街ですが、市民の憩いの場が所々にありますので、住みやすくて人気があるのです。
特にお子様にとっては最適な環境で、子育てには打って付けの街と言えるでしょう。
7-1.美南中央公園
平成22年12月24日にオープンしました。「見晴らしの丘」と呼ばれる場所からは素敵な景色を楽しめます。園内には多目的広場、健康遊具、複合遊具、スプリング遊具、砂場、水飲み場、トイレ(多目的トイレ含む)、駐車場などの施設が充実している公園です。
●住所:吉川市美南2-6
7-2.永田公園
園内には吉川富士という高さ16メートルの小さな山があり、公園のシンボルになっています。天気が良ければ市内を一望できるだけでなく、富士山や筑波山まで観えます。
また、敷地のほとんどが芝ですので、暖かくて気持ちが良い日は寝転がったりボールで遊ぶ人たちで賑わいます。
●住所:吉川市きよみ野4-10
7-3.中井沼公園
親水公園で、池には野鳥の姿が観られたり、6月には花菖蒲が咲くなど自然や緑と触れ合える公園です。
大雨などによる影響を抑えるため雨水貯蓄の機能を強化させました。
●住所:吉川市大字平沼、関地内
7-4.沼辺公園
じゃぶじゃぶ池、木製遊具、長さ15メートルのターザンロープ、高さ10メートルのザイルクライミング、テニスコートなどの施設が揃っています。
また、100本の桜の木が植えられていますので、絶好のお花見スポットとしても人気があります。
●住所:吉川市大字平沼1729
7-5.なまずの里公園
園内にはローラー滑り台やターザンロープなどの遊具に加えて、もみの木、サトザクラ、エゴノキがありますので、時期が来れば綺麗な花を観ることができます。
夏にはしゃぶしゃぶ池に水が入りますので、子供達が水遊びを楽しむことができます。
●住所:吉川市大字保921
8.花菖蒲
吉川の花菖蒲「初霜・はつしも」は、日本一の品質と言われるほど高い評価を得ています。
美しい純白の花とピンと張った葉が見事で「切り花界の寵児」とも呼ばれ、様々な場面で活躍しています。
吉川産の花菖蒲は、1986年(昭和61年)に開催された東京サミットで会場に飾られたり、同年にダイアナ妃が訪日された際には迎賓館に3000本も飾られたり、1992年(平成4年)にオランダで開催された世界花博覧会「フローリヤード92」でも出品されました。
そもそも吉川の花菖蒲は、大正時代の末期に豊田助次郎氏が伊豆の峰温泉の花しょうぶ園を訪れた際に、湧き水と温泉水を混合した水を使っていることからヒントを得て、自宅の高温の堀井戸を利用して三輪野江地区で栽培するようになったのが始まりだそうです。
吉川の花菖蒲は「なまずの里公園」「中井沼公園」や吉川市民交流センター「おあしす」で開催される花しょうぶ展で観ることができます。
私が訪れた時は時期が過ぎていましたので、残念ながら観れませんでしたが、次のシーズンはぜひ観たいと思います。
8-1.アクセス・市民交流センター「おあしす」
●住所:埼玉県吉川市きよみ野1-1
●電話:048-983-5500
●駐車場:302台(障害者用スペース11台)
●公共交通機関:東武バス「吉川市役所」、あるいは「市役所・おあしす前」で下車
まとめ
吉川市の一番の魅力は、なまずであることは間違いないでしょう。
食事はなまず料理、お土産はなまずの関連商品、ゆるキャラは「なまりん」など、市全体のシンボル的な存在となっています。
また、自然が豊かで2つの大きな河川に挟まれていることに加えて公園が多く、環境面に配慮された街と言えるでしょう。
人口もどんどん増え、近年の調査では吉川市の人口増加率は全国の市町村の中で28番目という高い数字を誇っています。
それだけ吉川市が魅力があって住みやすいということなのでしょう。
これからますます発展しそうです。
※まちなか水族館について
吉川市内では2013年に「まちなか水族館」がオープンしました。
この水族館は商工会が主催したもので、市内に設置された34カ所の水槽で「日本なまず」を観られるというものです。
水槽は市内の飲食店、歯科、肉屋、理髪店、料理屋、釣具店、会社、家具屋、銀行、菓子店、カフェ、吉川駅、吉川美南駅など、至る所に置かれました。
詳細はこちらです → まちなか水族館
日本鯰(にほんなまず)は日本全国の淡水域に生息していて夜行性の魚です。大きな口と小さな目が特徴的で、髭が4本生えています。
しかし、最近、私が何カ所か確認に行ったのですが、すでになまずがいなくなっているところが多いようです。
吉川駅にも水槽がありませんでしたので、駅員の方に聞いてみたところ、すでになまずがなくなられて水槽も引き上げてしまったようです。
詳細を知りたい方は商工会に確認されると良いでしょう。
3-1.アクセス(問い合わせ先:吉川市商工会)
●住所:埼玉県吉川市平沼1-21-16
●電話:048-981-1211