上野動物園は狭くても見応え充分!
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ゆっくりとご覧ください。
最近はジャイアントパンダのシャンシャンで話題になっていますので、ぜひ訪れてみたいという方も多いと思いますが、狭い動物園ではあまり見応えがありませんね。
そこで広さが気になる方もいらっしゃるでしょう。
上野動物園は東京都台東区の上野駅近くにあり、専用の駐車場がありません。周辺にはデパートやアメ横商店街、美術館、博物館、寺院、公園などがあります。
そう考えると、通常の動物園と比べて広い敷地を確保できそうにありませんね。
そこで狭いかどうか私が実際に行って調査してきました。
結論を言うと、上野動物園は私が今まで行った動物園の中では狭いほうです。
例えば、同じ東京都にある多摩動物園は敷地面積が約52ヘクタールありますが、上野動物園は約14ヘクタールですので、4分の1くらいしかありません。
また、埼玉県にある東武動物公園は61ヘクタールという広大な面積を誇っています。
しかし、狭いからと言って物足りなさを感じることはありませんでした。
それはたくさんの動物を観られるからです。500種類という多数の動物を飼育しており、これは国内では愛知県名古屋市の東山動物園の550種類に次いで第2位です。
また、人気者のパンダと出会えたり、スマトラトラやニシローランドゴリラなどの珍しい動物もいます。
一通り見て回ると所要時間は2時間くらいという方が多いのですが、充分に楽しめます。
アクセスしやすい場所にあることから、入園者数は日本一という人気の動物園です。
そして狭いことはデメリットになりますが、メリットでもあるのです。
それは歩く距離が短くて済むからです。女性の方は一般的に長い距離を歩くのが苦手という方が多いので、デートなどには打って付けの動物園と言えるでしょう。
さらには都心ありますので、園内から高層ビルや隣接している上野東照宮などの建築物を観れるというメリットもあります。
この上野動物園は日本で一番古い動物園で、1882年3月20日にオープンしました。
1972年に当時の田中角栄首相が日中国交回復に尽力され、その記念として中国から「ランラン」と「カンカン」という2頭のパンダが贈られ、パンダを観るために上野動物園には長い行列ができました。
様々な歴史と伝統がある動物園ですので、ぜひ1度行ってみましょう。
1.園内で見られる多種類の動物たち
園内にいる500種類の動物たちをピックアップしてご紹介します。
上野動物園は東園と西園に分かれていて、西側には不忍池という大きな池があります。
A.東園
表門
東園から観るのであれば表門から入園します。表門はメインのゲートですので最も混雑しますし、上野駅からアクセスすると坂を上がっていかなければなりません。
しかし、パンダを目当てに行くのでした、こちらから入園しましょう。
ジャイアントパンダ
表門から東園に入ると、すぐにジャイアントパンダのコーナーがあります。休日は長い行列が出来ていることがありますが、平日であれば、それほど待たずに観ることができます。
大人気のパンダですが、タイミングが悪ければ寝ていることもあるため、何度も観に来る人もいます。私が行った時はシャンシャンは寝ていました。
また、パンダとちょっと距離が遠かったのが残念でした。もっと近くで観たかったです。
日本の動物
日本の動物エリアには五重塔があり、日本の鳥やシカたちと出会うことができます。
ゴリラとトラの住む森
檻ではなく、広いスペースにゴリラ、トラ、テナガザルが居住しやすい空間が作られていますので、のびのびしています。ただちょっと距離が遠いと感じられます。
また、こちらではインドライオンも展示されていましたが、とても悲しいことに、2019年10月26日にメスの「シャクティ」が悪性リンパ腫による多臓器不全で17歳で亡くなりました。
また、その約1か月後の2019年11月27日には、オスの「モハン」が急性心不全のため17歳で亡くなりました。
献花台にはファンの方から、たくさんの花束が備えられています。
ゾウの住む森・クマたちの丘
ゾウの住む森は数匹のアジアゾウたちが飼育されていました。体は大きいですが、おとなしくて可愛らしい動物です。
クマの住む丘ではヒグマ(エゾヒグマ)、ツキノワグマ、マレーグマたちが展示されていますが、クマたちにストレスにならないように広い居住スペースが設けられています。
ホッキョクグマとアザラシ
ホッキョクグマとアザラシは生活しやすい環境が整えられて、屋外で飼われていました。寒いエリアに住んでいる動物ですが、暖かい場所でも平気なのでしょうか。
サル山
動物園ではお馴染みのサル山です。
東園ではその他にバードハウスも見所があるエリアです。「リュウキュウアカショウビン」「ナイルチドリ」「クロツラヘラサギ」「マダガスカルトキ」「オオモリクイナ」など、たくさんの鳥たちに出会えます。
B.西園
西園の場合は「弁天門」もしくは「池之端門」のゲートから入りましょう。
東園から西園へ移動する際には「いそっぷ橋」を通ります。橋の上からは高層ビルなど、都会ならではの風景を観ることができます。
アフリカの動物
キリン、サイ、カバ、オカピが屋内で飼育されています。キリンのような大きな動物が屋内で観られるのは珍しいです。
ただし、写真を撮る場合は柵が邪魔になりますので、それほど良い写真は期待できません。
小獣館
人気者のミーアキャット、マヌルネコ、デグー、マタコミツオビアルマジロなど、小さくて可愛らしい動物に出会えるエリアです。
両性爬虫類館
ワニ、トカゲ、カメなどの爬虫類、カエル、オオサンショウウオなどの両生類が展示されています。
都会暮らしの方はなかなか目にすることがない、日本の田舎に生息している生物とたくさん出会えます。
子供たちに人気のエリアでもあります。
アイアイの住む森
アイアイの住む森にはアイアイ、ワオキツネザル、クロシロエリマキキツネザルなどが住んでいます。
アイアイとは哺乳綱霊長目アイアイ科アイアイ属の霊長類で、サルのような動物です。
子供動物園・ステップ
馬、カピバラ、ヤマアラシ、牛、エミューなどに出会えるだけでなく、ウサギやモルモットと触れ合うことがでる家族向けの体験プログラムがあります。
西園は動物と触れ合えるなど、子供達が喜びそうなスポットがありますので、全体的にお子様連れの家族が多く見受けられます。
2.園内の施設やサービス
フードショップ
園内には3店のフードショップがありますので、昼食を持参していかなくても大丈夫です。そのうち2店は軽食中心のファーストフードですが、カレーやスパゲティなども食べられる店もあります。
a.バードソング(東園・ホッキョクグマとアザラシの海前):ハンバーガーなどの軽食、ソフトクリーム、ドリンク
b.西園休憩所(西園・小獣館前):カレー、スパゲティ、ソフトクリーム
c.カフェカメレオン(西園・不忍池ほとり):ホットドックなどの軽食、ソフトクリーム、ドリンク
ギフトショップ
動物のぬいぐるみ、お菓子、文房具などの動物に関連したオリジナル商品が販売されています。
a.リトルトランク(東園):アジアゾウ運動場前にあります。
b.プチカメレオン(西園):不忍池の脇
ガイドツアー
参加費は無料で、火、水、木、金曜日にそれぞれのテーマに沿って45分間ガイドツアーが行われます。
あらかじめスケジュールでテーマと集合場所が決まっていますので、興味があるテーマに合わせて参加することができます。
3.施設情報
●営業時間:9:30 ~ 17:00
●休園日:月曜日(祝日や振替休日などの場合は翌日)
●入園料
a.一般:600円(団体480円)、年間パスポート2400円
b.65歳以上:300円(団体240円)、年間パスポート1200円
c.中学生:200円(団体160円)
d.都内在住・在学の中学生:無料
e.小学生:無料
f.身体障害者等:無料
※団体は20名以上
4.アクセス
●住所:東京都台東区上野公園9-83
●電話:03-3828-5171
●駐車場無し:周辺に有料駐車場有り
●公共交通機関
a.表門:JR「上野」駅の公園口より徒歩5分
b.池之端門:東京メトロ千代田線「根津」駅の不忍池改札(出口2)より徒歩5分
c.弁天門:京成線「上野」駅より徒歩4分、JR「上野」駅の不忍口より徒歩5分
まとめ
上野動物園は狭いのですが、多種類の動物が飼育されていて、充分に楽しめる施設です。
また、人気者のパンダと出会えますし、歴史も古いため、国内でも有数の動物園と言えるでしょう。
それに加えて、入園料が安く、家族連れで行く際にはお父さんのお財布に優しいというメリットがあります。
もの足りなさを感じるとしたら、動物との距離です。もっと動物を近くで見ることができれば最高の動物園です。