「千葉の渋谷」と呼ばれている柏市の名所とは?

柏駅前でギターを弾くストリートミュージシャン

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ゆっくりとご覧ください。

柏市は千葉県の北西部に位置し、JR常磐線、つくばエクスプレス、東武アーバンパークラインなどの鉄道が通っていますので、都心からも行きやすい場所にあります。

県内で5番目に人口が多く、若者に人気がある街で「千葉の渋谷」と呼ばれています。

ファッションに関する店舗やグルメでも名店が多く、茨城県の若者は「わざわざ渋谷に行かなくても柏で充分」という人も増えています。

また、流行や文化を先取りしているというイメージがありますし、何でも揃っていますので、周辺の市町村に住んでいる人達は、「何かあっても柏に来れば事足りる」と思っている人が多いようです。

とても便利な街と言えるのではないでしょうか!

また、柏駅東口では多くのストリートミュージシャンがライブをやっています。柏市ではミュージシャンが登録すれば、柏ルールに基づいてストリートライブができるシステムになっています。

音楽イベントも盛んに開催されていて、柏市は音楽の街としても知られています。

そんな柏市には名所と言われている素敵なスポットがたくさんあります。

ちなみに柏市出身の有名人は、爆風スランプのパッパラー河合さん、歌手の荻野目洋子さん、ミュージシャンの小名川高弘さん、野中淳さん、女優の長谷川京子さん、格闘家で俳優の魔裟斗さんなどがいます。

柏市の名所10選!
1.柏の葉公園
2.「あけぼの山公園」と「あけぼの山農業公園」
3.紅龍山布施弁天東海寺
4.三協フロンテア柏スタジアム
5.ららぽーと柏の葉
6.セブンパークアリオ柏
7.柏市郷土資料展示室
8.大堀川リバーサイドパーク
9.道の駅しょうなん
10.旧吉田家住宅歴史公園

1.柏の葉公園

柏の葉公園の案内図、競技場、日本庭園、池

柏の葉公園は、東京ドーム約9.6個分に当たる45ヘクタールという広大な敷地を誇る公園です。

園内には様々な施設が揃っていて、多くの方に利用されています。

多種類の樹木、花壇、庭園、ボートに乗れる池、アスレチックスペース、バラ園、熱帯植物や観葉植物などの展示室などがありますので、家族や恋人同士でリラックスして楽しい時間を過ごせます。

また、コミュニティ体育館、総合競技場、野外ステージ、野球場、茶室などがあり、申し込みをすれば利用可能です。

尚、柏の葉公園のスポーツ施設は大きな大会に頻繁に利用されていますので、どちらかと言うと競技の観戦に訪れる人が多いという特徴があります。

私も野球、サッカー、陸上などを観るために何度も訪れたことがありますが、スポーツ観戦後に必ず園内を散歩するようにしています。

その他にもレストハウス、緑や花に関する相談所などもありますので、様々な目的で利用できます。

1-1.公園の情報

●休園日:毎週火曜日(祝日の場合は翌日)

1-2.アクセス

●住所:柏市柏の葉4-1
●電話:04-7134-2015
●駐車場(有料)
a.第一駐車場:大型車10台、普通車505台、障害者用7台
b.第二駐車場:大型車5台、普通車316台、障害者用6台
●公共交通機関:つくばエクスプレス「柏の葉キャンパス」駅より徒歩20分

2.「あけぼの山公園」と「あけぼの山農業公園」

あけぼの山農業公園と柏泉亭

柏市には「あけぼの山公園」と「あけぼの山農業公園」の2つの公園が合併している広い場所があります。

柏市民や周辺の市町村から訪れる人が多く、憩いの場として親しまれています。

公園のシンボルは大きな風車です。遠くからでも見えますので、道に迷った時には目印にもなります。

園内には様々な施設があります。

会議室や研修室がある「本館」、茶室や茶庭がある「柏泉亭」、スポーツなどに利用できる「芝生広場」、味噌、豆腐、手巻き寿司、手打ちそば、郷土料理などを実習しながら食品に関する知識を学べる「加工実習室」などがあり、申し込みをすれば有料で利用できます。

その他には、お菓子・雑貨や季節の花の販売、コーヒー・軽食なども揃っている「売店・キッズルーム」、地元の野菜を使用したメニューが食べられる農家食堂、自分で収穫した野菜でバーベキューができるベジQなどもあります。

また、この場所は自然が豊かで季節を感じることができます。

春は梅や200本にも及ぶソメイヨシノが綺麗な花を咲かせてくれますので、お花見スポットとしても人気があります。

また、風車の前はお花畑になっていて、4月中旬になると黄色、白、ピンク、赤などの美しいチューリップを観ることができます。

その他、季節によってシバザクラ、ツツジ、花菖蒲、あじさい、ユリ、スイレン、ハス、ひまわり、コスモス、ヒガンバナなど、年間を通して様々な花を観ることができます。

綺麗な花を観ながら園内を歩くことができますので、デートスポットとしても最適だと思います。

尚、こちらでは年間を通じて様々なイベントが開催されています。

フリーマーケット、夏祭り、チューリップフェスティバル、ふれあい自然ウォーク、押し花講座、イルミネーション、親子蕎麦打ち・餅つき体験など、多くの方が参加して大盛況です。

2-1.施設情報

●開園時間:9:00 ~ 17:00
●休園日:月曜日(祝日の場合は翌日の火曜日)、年末年始(12月28~1月4日)

詳細情報 → あけぼの山公園・あけぼの山農業公園の公式サイト

2-1.アクセス

●住所:千葉県柏市布施2005-2
●電話:04-7133-8877
●無料駐車場:約500台
●公共交通機関
a.東武バスの「土谷津入口」バス停で下車し徒歩8分
b.阪東バスの「あけぼの山公園入口」バス停で下車し徒歩7分

3.紅龍山布施弁天東海寺

紅龍山布施弁天東海寺

「紅龍山布施弁天東海寺」は地元の人々から「布施の弁天様」と呼ばれ親しまれている寺院で、浅草寺弁天堂や江島神社弁天堂と並んで、関東三大弁天の1つに数えられています。

パワースポットとしても知られていて、大きな悩みを抱えていたり、音楽などの芸術のレベルを高めたいという女性がお参りに訪れます。

大同2年(807年)に弘法大師空海御作と言われる弁財天像をご本尊として開山された祈願寺です。

この東海寺の本堂、楼門、鐘楼は、平成18年3月14日に千葉県有形文化財の建造物に指定されました。

七福神の弁天様と言えば、天女姿で二臂(二本の腕)があり琵琶を持っていて、金運・財運、芸能・音楽、縁結び、学業などにご利益があると言われています。

しかし、東海寺には琵琶を弾いている弁天様ではなく、八臂(八本の腕)弁財天の弁天様が鎮座しています。

八臂弁財天は、唐の義浄(ぎじょう)という僧侶がインドから持ち帰った金光明最勝王経(こんこうみょうさいしょうおうきょう)という仏教経典に説かれています。

金光明最勝王経は日本に8世紀頃伝わり、「護国経」や「仁王経」と共に護国三部経の1つとされています。

八臂弁財天は中国貴族の女性のような風貌で八本の腕を持ち、剣、弓、矢、斧などを持っています。勝運、守護、財宝などを授ける女神として信仰されています。

ところで、この東海寺は厄除け、七五三参り、初参り、交通安全祈祷、家内安全、商売繁盛などの御祈祷を行っており、年間を通して様々な行事も開催されている寺院です。

あけぼの山公園にも近く、少し高台にありますので、とても素晴らしい景色を堪能できます。利根川の土手や橋などの遠くを見渡すことができますし、筑波山なども観れますので、私も行くたびに癒されています。

3-1.施設情報

●参拝時間:6:00 ~ 18:00
●御守授与所:9:00 ~ 16:00

3-2.アクセス

●住所:千葉県柏市布施1738
●電話:04-7131-7317
●無料駐車場:30台
●公共交通機関:東武バスに乗り「布施弁天」バス停で下車してすぐ

4.三協フロンテア柏スタジアム

三協フロンテア柏スタジアムの入場口

三協フロンテア柏スタジアムはJリーグ「柏レイソル」のホームスタジアムです。

以前は「日立柏総合グラウンドサッカー場」という名称でしたが、2018年2月に三協フロンティア(株)が命名権を取得して、現在の名称になりました。略称は「三協F柏」です。

入場可能人数は15109人で、スタンドと選手の距離が近いスタジアムで臨場感があります。

そのため選手を間近に観ることができますので、ファンには最高です。

また、選手チャリティーオークション、スタジアムの芝生のピッチを歩ける「ピッチサイドウォーク」、公式マスコットのレイくんとの写真撮影などのイベントが開催されていますので、ゲーム以外での楽しみもあります。

Jリーグに興味がない人はスタジアムフードを食べるなどの目的で出掛けると良いでしょう。

お酒、ソフトドリンク、食べ物など買うことができます。食べ物ではカレーライス、ステーキ、焼きそば、バーガー、ソーセージ、唐揚げなどが揃っています。

そんな中でレイソルサワー、レイソルハイボール、レイソル勝つサンド、レイくん焼印入り!今川焼などのレイソルに関連した商品名のフードもあります。

レイソルは2019年にJ2に降格し、ホームゲームの観客数はここ数年に比べてやや減少しました。

しかし、降格後すぐにJ2で優勝して、J1に復帰が決まりましたので、今シーズンは観客数が増えると思います。

私も観戦に行きますが、試合だけでなく、スタジアムの応援の雰囲気や売店での食べ物やグッズなどを購入するのも楽しみの1つです。

4-1.アクセス

●住所:千葉県柏市日立台1-2-50
●電話:04-7162-2201
●駐車場無し
●公共交通機関
a.ホーム側:東武バスの「緑ヶ丘」バス停より徒歩1分
b.ビジター側:東武バスの「日立台」バス停より徒歩1分
c.柏駅(JR、東武アーバンパークライン)の東口より徒歩20分

5.ららぽーと柏の葉

ららぽーと柏の葉の入口と店内
ららぽーと柏の葉は2006年11月22日に開業した大きなショッピングセンターです。

ファッション、生活雑貨、フードコート・飲食店、エステ、マッサージ、映画館、屋内アスレチック、コスメ、フィットネス&スパ、アクセサリー、眼鏡ショップ、書籍、文具、楽器、旅行、保険、ダンススタジオ、カルチャーセンター、ヘアカット、歯科など様々な店舗が並んでいます。

買物、食事、映画だけでなく、生活に密着した店舗が多いショッピングセンターだと思います。

館内はとても綺麗で、2階には総合案内所があってとても便利です。

また、「フリーマーケット」や「ミニエクスプレス出発進行(乗車料金300円)」などのイベントも開催されています。

気軽に立ち寄れるショッピングセンターで最新の映画も上映されていますので、私は妻と何度も訪れています。

5-1.営業時間

●ショッピング・フードコート:10:00 ~ 21:00
●サービス:10:00 ~ 21:00
●レストラン:11:00 ~ 22:00
●フードキャンパス・東急ストア:10:00 ~ 22:00

5-2.アクセス

●住所:千葉県柏市若柴175
●電話:04-7168-1588
●駐車場:2700台(利用状況に応じて料金設定)
●公共交通機関:つくばエクスプレス「柏の葉キャンパス」駅で下車し徒歩1分

6.セブンパークアリオ柏

アリオ柏、ワウンドワン、スマイルパーク、オブジェ

セブンパークアリオ柏は2016年4月25日にオープンした、200店舗という多数のテナントが入っている大型ショッピングモールです。

周辺には住宅展示場、ヤマダ電機、倉庫、工場などがあるエリアに立地していますので、セブンパークアリオ柏の敷地も広大です。

セブン&アイ・クリエイトリンクが運営し、敷地内にはイトーヨーカ堂もあります。

買物、映画、食事を楽しめるのはもちろんですが、セブンパークアリオ柏の最大の特徴は1日中遊べる施設が揃っていることです。

まず、気軽にスポーツを楽しめるラウンドワンがあります。

ここのラウンドワンは、ボウリング、カラオケ、スポッチャを楽しむことができます。

スポッチャはフットサル、バブルサッカー、バッティング、リアルピッチング、キャッチボール&フリスピー、ロデオ、ゴルフ、アーチェリー、オートテニス、キックターゲット、3on3、ビリヤード、ダーツなど、たくさんの種類のスポーツができます。

お子様も遊べるキッズスポッチャもありますので、お子様連れでも安心です。

また、敷地内にはスマイル・パークと呼ばれる広大なスペースがあります。野外コンサートができる屋根付きステージがあり、様々なイベントが開催されます。

建物内にも楽しい場所があります。1~3階までの吹き抜け空間には時計、お菓子、チェスなどの約20倍の巨大オブジェが設置されています。

観ているだけで楽しいのですが、撮影スポットとしても最適です。

また、3階にあるスカイ・キッズは、楽しい遊具や動きによって変わるインタラクティブ映像が流れる巨大モニターがあり、子供達に大人気です。

私は木下大サーカスがやって来たときに訪れたことがあります。

6-1.営業時間

●モール1・2・3店舗の物販やサービス関係:10:00 ~ 21:00
●3Fフードコート:10:00 ~ 22:00
●3Fレストラン:11:00 ~ 22:00
●イトーヨーカ堂:10:00 ~21:00
●シネマ:9:30 ~ 24:30
●ラウンドワン1F:8:00 ~ 23:50
●ラウンドワン2F、3F、屋上:8:00 ~ 29:00
※ラウンドワンは休前日24時間営業

6-2.アクセス

●住所:千葉県柏市大島田1-6-1
●電話:04-7190-1111
●無料駐車場:4000台
●公共交通機関:東武バス「セブンパークアリオ柏前」のバス停より徒歩3分

7.柏市郷土資料展示室

柏市郷土資料展示室の様子

柏市の文化や歴史に関する資料や美術品などが展示されています。

常設展示では、原始・古代の人々の生活の痕跡がある貝塚や古墳、中世の中馬場遺跡などの手賀沼に面した城跡や集落、江戸時代に柏市南部にあった軍馬を育成させる小金牧、近代の手賀沼開発、村の統合や交通網整備による柏市の基盤づくりに関する展示物を観ることができます。

また常設展示とは別に、数か月単位で様々な企画展が開催されています。

常設展と企画展は共に無料で見学できますし、庁舎内にありますので、役所への用事を済ませたついでに立ち寄ることが出来ますので、とても便利だと思います。

7-1.施設情報

●営業時間:9:30 ~ 15:00
●見学料:無料
●休室日:月曜日(祝日の場合は開室)、展示替え期間、年末年始(12月28日~1月4日)

7-2.アクセス

●住所:千葉県柏市大島田48-1(柏市沼南庁舎内)
●電話:04-7191-1450(平日の休室日・文化課04-7191-7414)
●無料駐車場:50台以上
●公共交通機関:東武バス「沼南庁舎バス乗継場」のバス停で下車し徒歩1分

8.大堀川リバーサイドパーク

大堀川リバーサイドパークの川と遊歩道

大堀川リバーサイドパークは、大堀川沿いにある人や自転車のために造られた遊歩道で、3.77㎞あります。

自然が豊かで景色が素晴らしく、散歩、ジョギング、サイクリングをするには最適です。

大堀川とは利根川水系の支流で、柏市青田新田付近を水源とし、手賀沼で合流している一級河川です。

鯉や鮒、さらには川エビが生息していますが、最近はサケが遡上したことで話題になりました。また、キジ、カワセミ、シラサギ、カモなどの姿も見ることができます。

駅から遠くて駐車場がありませんので、地元の方の憩いの場としての要素が強いのですが、2007年に桜の植樹が行われてからは、お花見スポットとしても有名で、3月下旬から4月上旬になると綺麗な花を咲かせてくれます。

土手沿いに並んで花開いた桜は見事で、充分に訪れる価値があります。

8-1.アクセス

●住所:千葉県高田字東前田660-2
●電話:04-7167-1111(市役所)
●無料駐車場:なし
●公共交通機関
a.JR線、東武アーバンパークライン「柏」駅より徒歩20分
b.東武バス「高田下」バス停で下車し徒歩5分

h3 id=”syou”>9.道の駅しょうなん

道の駅しょうなん
「道の駅しょうなん」は手賀沼のほとりにある施設です。

千葉県道8号船橋我孫子線沿いの手賀大橋付近にありますので、車でのアクセスがとても便利です。

また周囲には天然温泉の満天の湯、戦国時代に城郭として使われていた箕輪城跡などがあります。

道の駅しょうなんでは農産物直売所が大人気で、地元はもちろん、東京や隣県からも多くの人が買い物に訪れます。

旬の野菜や果物、お米、卵をはじめ、調味料、漬物、ジャム、弁当、餅、豆腐、かきもち、ジュースなどの加工食品も販売されています。

契約農家の数は75軒で、当日に収穫したばかりの新鮮な野菜を持ち込んできますので鮮度は抜群です。

柏市はカブの収穫量が全国1位で、他にネギ、ホウレン草、梨、イチゴの生産も盛んです。美味しくて新鮮な農産物を手に入れるにはもってこいの場所です。

また、こちらではサイクリングを楽しむためのレンタサイクルのサービスもあります。手賀沼沿いにサイクリングロードがあり、天気が良い日に走ると気分が爽快です。

この便利なレンタサイクルのサービスは、道の駅しょうなんを含めて手賀沼周辺に7カ所あり、どこで借りて、どこで返しても大丈夫です。

ただし、悪天候の日は中止で、利用できるのは土日祝日の営業日に限られます。

尚、この道の駅では食事を楽しむ場所もあります。

ヴィアッヂオというレストランでは、地元で獲れた野菜・フルーツ・お肉を使った料理、パスタ、焼き立てパン、ケーキを食べることができて、地元農家と提携したソフトクリームも人気があります。

尚、人気がある道の駅ですので、駐車場はすぐに満杯になってしまいます。少し離れたところにも駐車場がありますが、アスファルト舗装されていないため、雨の日などはぬかるんでしまいますのでご注意ください。

私も雨の日に訪れた際には、タイヤや靴に泥が付いてしまいました。

9-1.施設情報

●営業時間
管理事務所:9:00 ~ 18:00
△4~8月
農産物直売所:9:00 ~ 19:00
レストラン(ヴィアッヂオ):8:00 ~ 19:00
△9~3月
農産物直売所:9:00 ~ 18:00
レストラン(ヴィアッヂオ):8:00 ~ 18:00
●定休日:農産物直売所のみ毎月第二水曜日

9-2.アクセス

●住所:千葉県柏市箕輪新田59-2
●電話:04-7190-1131
●無料駐車場:大型車20台、普通車41台(臨時を含めると190台)
●公共交通機関
a.阪東バス「道の駅沼南前」のバス停で下車し徒歩1分
b.柏駅西口より無料シャトルバス(日祝日限定)

10.旧吉田家住宅歴史公園

旧吉田家の住宅、蔵、庭

吉田家は先祖代々から名主としての責務を担ってきた立派な家柄で、地元ではとても有名です。

また、広大な土地で農業を営む豪農であったことに加えて、穀物を取り扱う商人としても活躍し、江戸時代後期には醤油の醸造を行うなど、様々な分野に進出して成功を収めました。

1826年(文政9年)には幕府の軍馬を放牧する小金牧の管理をする牧士を務め、士分格の地位が与えられました。

その後、1922年(大正11年)には醤油醸造の経営権を野田醤油(株)に売却し、地域の町おこしのために現在の豊四季団地付近に競馬場を作ったり、ゴルフやテニスなどのスポーツ振興にも力を注ぎました。

そんな吉田家は広い敷地に見事な建造物や庭園を所有し、その姿を長期間良好な状態で維持してきました。

そして2004年(平成16年)になると吉田家の宅地、建物、芝生が柏市に遺贈されて、修繕工事などを経て2009年(平成21年)に旧吉田家住宅歴史公園として一般公開されました。

現在の吉田家は43代目で、醤油醸造所があった場所を新宅にして住んでいます。

2010年(平成22年)には「主屋」「書院」「新座敷」「長屋門」「向蔵」「新蔵」「道具蔵」「西門」の8棟が国の重要文化財に指定され、次いで2012年(平成24年)には庭園や屋敷林などが国登録記念物(名勝)に登録されました。

主屋には様々な模様の釘隠しが使われ、茅葺屋根は筑波流という技法で建造されています。

長屋門(入口)から続く参道を通り主屋へ来ると、式台と呼ばれる場所から中に入れるようになっています。式台は人を乗せて運ぶ駕籠(かご)が置けるようにスペースが広くなっています。

また、こちらの施設は建物だけでなく、庭園も見応えがあります。

新座敷と呼ばれるエリアの庭にはシャチホコ、灯篭、サワラの木、書院庭園には七重塔やアオギリなどの樹木があります。

さらには庭全体の所々にイロハモミジがあり、12月上旬には綺麗な紅葉を観ることができますし、長屋門の前には2本の大きな桜があり、3月下旬から4月上旬には絶好のお花見スポットになります。

この旧吉田家住宅歴史公園は映画やドラマの撮影でも利用されることが多く、かつてはTBSドラマ「JIN-仁」の撮影も行われました。

ここ数年は遠方から訪れる人も増えましたが、見学に来た方は無料ガイドのサービスを受けることができます。

つまり、入園料さえ払えば、ガイドの案内付きで見学が可能になるのです。

ガイドの方と一緒に見て回ると所要時間は約50分ですが、忙しい方のために30分や40分などに短くしてもらうこともできます。

私もガイドさんと一緒に回り、説明を聞いたり、疑問に感じたことを質問することによって、理解を深めることができました。

簡単に素通りしてしまいそうな部屋なども、当時はとても重要な意味がある場所だったということもありますので、訪れた際には、ぜひガイド付きで見学しましょう。

10-1.施設情報

●開館時間:9:30 ~ 16:30
●休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)、12月29日~1月3日(年末年始)
●入園料
a.大人:200円(団体160円)
b.高校生・大学生・60歳以上:100円(団体80円)
c.中学生以下、障害者:無料
※団体は20名以上

10-2.アクセス

●住所:千葉県柏市花野井974-1
●電話:04-7135-7007
●無料駐車場:普通車46台、大型車2台
●公共交通機関:東武バスの「花野井神社」バス停で下車し歩5分

まとめ

柏市の名所

柏市の名所は他にもたくさんありますが、私の独断で10カ所に絞ってご紹介しました。

「自然が豊かで人々の憩いの場になっている公園」「買物、食事、映画、スポーツを楽しめるショッピングモール」「柏市の歴史や文化を学べる施設」など様々です。

柏市と言えば、JRの柏駅周辺の若者向けのスポットを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、あまり知られていない名所もあるのです。

都心から近く大きな街ですが、行ってみると意外な側面を観ることができます。